刺激物

さて、疲れたときに控えた方がよい食べ物についてです。「疲れたときに食べてはいけない」と言い切るわけではありませんが、疲れを感じているときというのは、胃腸に負担をかけやすい食べ物はできるだけ避けた方が好ましいのです。
まずは「塩辛い食べ物」です。しかし、疲れているときは特に塩辛いものが食べたくなるという人が結構多いようです。本当に体が塩分を要求している状態ならいいのですが、日本人の場合、普段から味噌、しょうゆなど、食塩を使った味付けの料理をかなり食べているので、通常の食事をしているなら、食塩摂取量が少ないということはまずありません。
塩辛いものは何となく元気の元のような感じもするのですが、胃腸に負担をかけやすいので、過度に摂らないように意識して控えるようお勧めします。
「刺激の強い香辛料」も同様に要注意です。トウガラシ、辛子、わさびなどの香辛料は、胃を刺激するので胃酸の分泌も促進してしまいます。胃酸は消化をするのに重要な働きをしますが、胃酸が多過ぎると胃壁も消化してしまって胃潰瘍の原因になることもあります。
疲れているときは、こうした刺激の強い香辛料を多用していない料理、また麺類などにも七味をたくさんかけたりするのは避けましょう。